整形外科
疲労骨折
もしかして疲労骨折?こんな症状はありませんか?
- 運動後や歩行時に、特定の部位にズキズキとした痛みがある
- 安静にしていると痛みは軽減するが、再び動き始めると痛む
- 徐々に痛みが強くなってきた
- 押すとピンポイントで痛む場所がある
- 腫れや熱感がある(場合によっては)
- 原因となるような大きな怪我はしていない
これらの症状に一つでも当てはまる場合、疲労骨折の可能性があります。自己判断せずに、早めに専門医にご相談ください。
疲労骨折とは?
疲労骨折とは、一度の大きな衝撃ではなく、繰り返しの小さな負荷が骨の同じ部位に加わることで発生する骨折です。「使いすぎ」や「オーバーユース」によって起こることが多く、スポーツ選手や、長時間の立ち仕事、急な運動を始めたばかりの方などに多く見られます。通常の骨折のように、完全に骨が折れてしまう場合もあれば、ヒビが入る程度のこともあります。
疲労骨折は、初期には軽微な痛みとして自覚されることが多いため、放置してしまうと症状が悪化し、治癒に時間がかかることがあります。早期の適切な診断と治療が重要です。
疲労骨折の原因
疲労骨折の主な原因は、以下のものが挙げられます。
オーバーユース(使いすぎ)
同じ動作の繰り返しや、過度な練習量、運動時間の増加などにより、骨に過剰な負荷がかかること。
不適切なトレーニング方法
ウォーミングアップ不足、クールダウン不足、急激なトレーニング強度の増加など。
筋力不足
骨を支える筋肉が弱いと、骨に直接的な負担がかかりやすくなります。
柔軟性不足
関節や筋肉の柔軟性が低いと、特定の部位に負荷が集中しやすくなります。
不良なフォーム
運動時のフォームが悪いと、特定の骨に不必要な負荷がかかります。
硬い地面や不適切な靴
クッション性の低い地面や靴で運動を続けると、足への衝撃が大きくなります。
栄養不足
カルシウムやビタミンDなどの骨の形成に必要な栄養素が不足していると、骨がもろくなりやすいです。
骨粗鬆症
骨密度が低下していると、わずかな負荷でも骨折しやすくなります。
疲労骨折の進行
疲労骨折は、初期には軽い痛みとして自覚されることが多いですが、放置すると徐々に進行していきます。
初期
運動時や運動後に、特定の部位に軽い痛みを感じる程度。安静にすると痛みは軽減します。
中期
痛みの頻度や程度が増し、日常生活でも痛みを感じるようになることがあります。押すと痛む場所(圧痛点)が明確になります。
後期
安静時にも痛みを感じるようになり、日常生活に支障をきたすことがあります。腫れや熱感を伴うこともあります。
適切な治療を行わないと、骨折部位が完全に癒合せず、偽関節(骨が正常に繋がらない状態)になる可能性や、慢性的な痛みが残ることもあります。早期の診断と適切な治療が、スムーズな回復のために非常に重要です。
疲労骨折の診断
疲労骨折の診断には、以下の方法が用いられます。
問診
症状、運動歴、既往歴、生活習慣などについて詳しくお伺いします。いつから、どのような時に痛みがあるのか、運動内容などを詳しくお伝えください。
触診
痛む部位や腫れの有無、圧痛点の確認などを行います。
レントゲン検査
初期には骨折線が写らないこともありますが、骨膜反応(骨折部の修復反応)や、時間が経過すると骨折線が確認できることがあります。
MRI検査
早期の疲労骨折や、レントゲンで診断が難しい場合に有効です。骨や周囲の軟部組織の状態を詳細に評価できます。
CT検査
MRI検査と同様に、より詳細な骨の状態を確認するために行われることがあります。
これらの検査を組み合わせて、総合的に診断を行います。
疲労骨折の治療
疲労骨折の治療の基本は、安静と免荷(患部に体重をかけないこと)です。
安静
痛む部位を動かさないようにします。運動はもちろん、日常生活での負担もできるだけ避けるようにします。
免荷
松葉杖や装具(サポーター、ギプスなど)を使用して、患部に体重がかからないようにします。骨折部位や程度によって、免荷期間は異なります。
アイシング
炎症や痛みを抑えるために、患部を冷やします。
鎮痛薬
痛みが強い場合には、痛み止めを使用することがあります。
物理療法
痛みが落ち着いてきたら、リハビリテーションとして、ストレッチや筋力トレーニングなどの物理療法を行います。
手術
ごくまれに、骨折部位の癒合が悪い場合や、特殊な部位の疲労骨折の場合には、手術が必要になることがあります。
治療期間は、骨折の部位や程度、患者様の状態によって異なります。医師の指示に従い、焦らずに治療を進めることが大切です。手術が必要な場合には、同法人こうのす共生病院や他医療機関をご紹介いたしますのでご安心ください。
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早期診断・早期治療が大切です。
疲労骨折は、初期には軽微な痛みとして見過ごされがちですが、放置すると治癒に時間がかかり、スポーツ活動や日常生活に支障をきたす可能性があります。「もしかして疲労骨折かも?」と思ったら、自己判断せずに、できるだけ早く専門医にご相談ください。早期に適切な治療を開始することで、早期回復、そして再発予防につながります。
気になる症状があるときは:このページの内容は一般的な説明です。症状の出方や程度は方によって異なります。当てはまるものがある場合は、自己判断せず外来でご相談ください。

