消化器内科

胃がん

もしかして胃がん?こんな症状はありませんか?

  1. みぞおちの痛みや不快感が続く
  2. 食欲不振、体重が減少する
  3. 胃もたれ、膨満感が続く
  4. 吐き気、嘔吐がある
  5. 黒い便が出る(タール便)
  6. 貧血症状(めまい、息切れなど)がある
  7. 少し食べただけでも満腹感がある

これらの症状は、胃がん以外の病気でも現れることがあります。しかし、もし気になる症状が続いている場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な検査を受けることが大切です。特に、40歳以上の方でこれらの症状が見られる場合は、早めの受診をお勧めします。

胃がんとは?

胃がんは、胃の粘膜にある細胞が異常に増殖し、悪性腫瘍となったものです。日本においては、罹患数、死亡数ともに依然として多いがんの一つですが、近年は検診の普及や治療法の進歩により、早期発見・早期治療が可能となり、生存率も向上しています。

胃がんの原因

胃がんの発生には、複数の要因が複雑に絡み合っていると考えられています。主な原因として、以下のものが挙げられます。

ヘリコバクター・ピロリ菌感染

胃がんの最大の原因と考えられています。ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜に慢性的な炎症が起こり、胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんへと進行するリスクが高まります。

食生活

塩分の過剰摂取、野菜や果物の摂取不足、焦げ付いた食品の摂取などが胃がんのリスクを高めると言われています。

喫煙・飲酒

喫煙は胃がんを含む様々ながんのリスクを高めます。多量の飲酒も胃がんのリスクを上げることが示唆されています。

遺伝的要因

家族に胃がんになった方がいる場合、そうでない場合と比べて胃がんになるリスクがやや高くなることがあります。

萎縮性胃炎・腸上皮化生

ピロリ菌感染などにより胃の粘膜が慢性的な炎症を繰り返し、萎縮性胃炎や腸上皮化生といった状態になると、胃がんが発生しやすいと考えられています。

胃がんの進行

胃がんは、初期の段階では自覚症状がほとんどないことが多く、進行するにつれて様々な症状が現れるようになります。胃がんの進行は、がんが胃の壁のどの深さまで及んでいるか(深達度)や、リンパ節、他の臓器への転移の有無によって分類されます。

早期胃がん

がんが胃の粘膜または粘膜下層にとどまっている状態を指します。この段階で発見されれば、内視鏡治療や手術で完治が期待できます。

進行胃がん

がんが胃の筋層より深く浸潤している状態を指します。進行すると、リンパ節や肝臓、肺などの他の臓器へ転移する可能性が高まります。

胃の部位

しょくどう食道ふんもん噴門ゆうもん幽門じゅうにしちょう十二指腸いてい胃底いたい胃体ゆうもんぶ幽門部しょうわん小彎だいわん大彎

胃カメラでは、食道から胃、十二指腸までを観察します。胃がんは胃のどの部分にもできることがあります。

胃がんの診断

胃がんの診断には、いくつかの検査を組み合わせて行われます。

胃内視鏡検査(胃カメラ)

胃がんの診断において大切な検査です。胃の内部を直接観察し、病変の有無や広がりを確認します。疑わしい部分があれば、組織の一部を採取し、病理検査を行うことで確定診断が可能です。

バリウムX線検査

バリウムを飲んで食道、胃、十二指腸の形や粘膜の状態をX線で撮影する検査です。胃の全体の形や大きな病変の発見に役立ちます。

超音波検査(エコー)

腹部に超音波を当てて、肝臓や膵臓など胃の周辺臓器への転移の有無を確認します。

CT検査・MRI検査

胃がんの進行度やリンパ節転移、遠隔転移の有無を詳しく調べるために行われます。

血液検査

貧血の有無や腫瘍マーカーの値などを調べますが、これだけで胃がんを診断することはできません。

胃がんの治療

保存療法

胃がんに対する保存療法は、主に進行がんや手術が難しい場合、または患者さまの全身状態を考慮して行われることがあります。

薬物療法(抗がん剤治療)

進行した胃がんに対して、がんの増殖を抑えたり、転移を抑制したりするために抗がん剤を使用します。近年では、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤といった新しいタイプの薬剤も登場し、治療の選択肢が広がっています。

症状緩和のための治療

痛みや吐き気などの症状を和らげるための対症療法も、保存療法の一部として行われます。

手術療法

胃がんに対する治療の中心となるのが手術です。がんの進行度や位置によって、手術の方法が異なります。手術が必要な場合には、同法人こうのす共生病院や他医療機関をご紹介いたしますのでご安心ください。

内視鏡的切除術

早期胃がんで、がんが粘膜内にとどまっている場合やごく浅い粘膜下層までの場合に行われます。口から挿入した内視鏡の先端から特殊な器具を出し、がんの部分を切り取ります。体への負担が少ないのが特徴です。

胃切除術

がんが胃のより深い層に浸潤している場合や、リンパ節転移のリスクがある場合に行われます。がんのある胃の一部または全部を切除し、必要に応じて周囲のリンパ節も切除します。開腹手術のほか、腹腔鏡手術も普及しており、患者さまの負担軽減に貢献しています。

拡大手術

がんが周囲の臓器に浸潤している場合などに行われることがあります。

with Life クリニック 大宮駅前の治療の特徴

  • 丁寧な診察と的確な診断
    専門医が、患者さまの症状を丁寧にうかがい、診断を行います。患者さまのお話をじっくり伺い、不安を解消できるよう努めています。

  • 患者さま一人ひとりに合わせた治療計画
    保存療法から手術療法まで、幅広い選択肢の中から適した治療法をご提案します。患者さまの状態やご希望を尊重し、納得のいく治療を選択できるようサポートいたします。

  • 駅チカでアクセス便利
    大宮駅西口から徒歩3分ですので、通院しやすい環境です。お仕事帰りや買い物ついでにも、お気軽にお立ち寄りいただけます。

胃がんになりやすい方

胃がんは、次のような方で起こりやすいとされています。当てはまる方は、症状がなくても一度胃カメラを受けておくことをおすすめします。

  • ピロリ菌に感染している、または感染していたことがある
  • 萎縮性胃炎を指摘されたことがある
  • ご家族(親・兄弟姉妹・子)に胃がんの方がいる
  • たばこを吸う
  • 塩分の多い食事をとることが多い
  • 50歳以上の方(胃がんは50代以降に大きく増えます)
年代別の胃がんの患者数(2023年)
年代別の胃がんの患者数(2023年)
区分胃がん
〜29歳106人
30代525人
40代1,897人
50代5,641人
60代16,429人
70代40,995人
80歳〜39,271人

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん統計」(全国がん登録・2023年)

早い段階で見つけることの大切さ

国立がん研究センターのがん統計によると、2018年に胃がんと診断された方の5年相対生存率は、がんが胃にとどまっている段階で94.0%、離れた臓器に転移している段階では7.0%でした。早期の胃がんは、お腹を切らずに内視鏡で切除できる場合もあります。

早い段階の胃がんは、ほとんど症状がありません。症状がないうちに、胃カメラで確かめておくことが大切です。

胃がんの進行度別の5年相対生存率
胃がんの進行度別の5年相対生存率
区分胃がん
胃にとどまる94.0%
周りに広がる50.4%
離れた臓器に転移7.0%

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん統計」(2018年に診断された方)

バリウム検査と胃カメラ

健診の胃がん検診では、バリウム検査(胃X線検査)が行われることがあります。バリウム検査は胃の形や大きな凹凸を見る検査で、異常があれば胃カメラで詳しく調べます。

胃カメラは粘膜を直接見る検査です。色の変化や平らな病変も確認でき、必要に応じてその場で組織を採って調べられます。

当院の胃カメラ

当院では、鎮静剤を使った胃カメラに対応しています。鼻から入れる方法と口から入れる方法のどちらにも対応し、午後や当日の検査も行っています(検査枠の空き状況によります)。胃カメラでピロリ菌による胃炎がわかった場合は、除菌治療まで当院で行えます。

症状があり、ご希望があれば、大腸カメラと同じ日に受けることもできます。

当院の胃カメラについて詳しく見る

検査の画像を見ながら医師が説明している様子
検査のあとは、画像を見ながら結果をご説明します。

早期診断・早期治療が大切です。

胃がんは、早期に発見できれば、内視鏡治療や手術によって完治が期待できる病気です。症状がないからといって安心せず、定期的な健康診断や胃がん検診を受けることが、早期発見の鍵となります。特に、40歳以上の方、ご家族に胃がんの方がいらっしゃる方、ピロリ菌感染の既往がある方は、積極的に検診を受けられることをお勧めします。

with Life クリニック 大宮駅前では、患者さまの不安に寄り添い、丁寧な説明と質の高い医療を提供いたします。気になる症状がある方、胃がん検診をご希望の方はお気軽にご相談ください。

  • 症状がなくても胃カメラを受けたほうがいいですか?

    早い段階の胃がんは、ほとんど症状がありません。50歳を過ぎた方、ピロリ菌の感染を指摘された方、ご家族に胃がんの方がいる方は、症状がなくても一度受けておくことをおすすめします。

  • バリウム検査で異常がなければ、胃カメラは受けなくてもいいですか?

    バリウム検査では、平らな病変や小さな色の変化は見つけにくいことがあります。気になる症状がある場合や、ピロリ菌の感染を指摘された場合は、胃カメラをご検討ください。

  • ピロリ菌を除菌すれば、胃カメラは受けなくてもいいですか?

    除菌しても、胃がんのリスクがなくなるわけではありません。胃の状態に合わせて、定期的に胃カメラを受けることをおすすめします。

  • 胃カメラは、どのくらいの間隔で受ければいいですか?

    胃の粘膜の状態やピロリ菌の感染歴によって変わります。結果をもとに、医師から次の検査の目安をお伝えします。

  • 胃カメラと大腸カメラを同じ日に受けられますか?

    はい。胃や腸の症状があり、両方の検査をご希望の場合は、同じ日にまとめて受けることができます。鎮静剤を使うこともでき、食事の制限や来院が1回で済みます。ご予約の際にお伝えください。

気になる症状があるときは:このページの内容は一般的な説明です。症状の出方や程度は方によって異なります。当てはまるものがある場合は、自己判断せず外来でご相談ください。

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